1987年に神奈川県平塚市で起きた連続自殺事件───通称
『血の人形事件』をあなたはご存じだろうか?
6人の若き男女が、次々と自ら命を絶った不可解な事件。
しかし彼らの死には、奇妙な共通点があった。
山中で行われた血の儀式。
死の現場に残された謎の紙。
そして、13日周期で訪れる死……。
死んだ若者たちは、全員同じオカルトサークルのメンバーだった。
その不気味な気配も手伝って、この事件は多くの人々の関心を集め、様々な憶測を呼ぶことになった。
だが、その真相は誰にも突き止められず、今日に至っている。